・この項では夕方の赤焼け(Akayake)を紹介します。ただし夕焼けを起こすエアロゾルは地震性とは 限らないため、赤焼けが発生したから、即・地震前兆という短絡は控え、慎重にその他の宏観と 併せて検討する必要があります。 椋平虹と同様に、大きな地震があるかも知れないという参考にするのがいいと思います。
2000.7.27、三宅島の活動が続く中、伊豆諸島方面を指す畝雲が出た日の日没時、丹沢の西に沈む残照が後光のような異様な情景に。恐らくは濃密なエアロゾルのなせる技。この時から伊豆諸島の活動は丹沢に前兆が出ると確信しました。
2000.8.6 父島近海M7.3
2000.8.11、同じく三宅島の活動が続く日没時、丹沢上空の北東ー南西の雲に丹沢の峰々の影が映りました。東京方面ではこの影を見て、黒く長大な帯雲が出たと騒ぎになりました。当時は「影です」と説明するのに大変な思いをしました。
2000.8.16 根室半島南東沖M5.9 2000.8.18 新島・神津島近海M5.7
2001.10.3、全方位放射現象の雲が赤焼け。雲の方向は南北でした。
2001.10.18、上と同じく南北の雲が赤焼け。
2001.10.19 バンダ海7.5M
2004.10.16 以下は10.23中越M6.8発生前後の夕方の赤焼けの様子です。
2005.3.14、下のふたつの大型地震前の夕焼けの状況です。
2005.3.20 福岡県沖沖M7.0 2005.3.29 スマトラ8.7M
2005.3.15
2005.6.14 チリ北部7.9M 2005.6.15 アリューシャン6.8M 2005.6.15 カリフォルニア州北部沖 7.0M
2005.10.15 千島列島M6.2 2005.10.16 与那国島近海M6.5 2005.10.19 茨城県沖M6.2
2008.7.19 福島沖M6.6 2008.7.21 小笠原諸島西方沖M6.4